育児お役立ち情報

【大学病院で出産ってどうなの!?】体験して分かったメリットとデメリットを紹介

実際に第一子と第二子を出産してわかった、大学病院での出産のメリットとデメリットをまとめました。

・出産する病院選びに悩んでいる…。

・大学病院だと安心って聞くけど、大学病院で出産するメリットって何?

・実際に大学病院で出産したリアルな体験談を知りたい!

そんな方に、ぜひ読んでいただきたい内容になっています。

実際に出産して感じたリアルな体験談も書いているので、参考にしていただけたら嬉しいです。

大学病院で出産するメリットとデメリット

大学病院での出産には、もちろんメリットもありますが、反対にデメリットもあります。

私の体験談をもとに紹介していきます。

大学病院で出産するメリット5選

実際に大学病院で2回出産して分かった、大学病院のメリットを5つ紹介していきます。

①NICUがあり、早産になっても助かる可能性がある

これはもう、34週で出産した私だから言いたい。

NICUがある病院の安心感は全然違う!!!

私が出産した大学病院では、出産する時に必ずNICUの看護師が立ち会うきまりになっていて、出産時の赤ちゃんのケア体制は万全。

万が一赤ちゃんに何かあった場合も、すぐにNICUで処置してもらうことができる環境でした。

私が出産した時は、34週で早産になることが事前に分かっていたので小児科医も出産に立ち会いました。

出産後、赤ちゃんの今の状態を小児科医から直接教えてもらえたのでとても安心しました。

ちなみに、NICUがない病院で出産し、その後赤ちゃんをNICUのある病院に搬送する場合は、

・搬送までに少し時間がかかるためリスクが大きくなる

・母親と違う病院で入院することになるため、産後の面会が難しくなる

というデメリットもあるので、ぜひ病院選びの参考にしてください。

②24時間体制で、夜間の医師や助産師の人数も確保されている

大学病院では、基本的に24時間体制で勤務が組まれており、夜間でも必ず医師と助産師がいるので安心です。

実は、第一子は個人病院で出産予定でした。

34週で自宅で破水し、急遽夜中に出産予定だった個人病院に向かったのですが、院長は帰宅していたため、診察を受けるまでに時間がかかりました。

大学病院であれば、夜間に破水やお産になったとしてもすぐに医師や助産師に診察してもらえるので安心です。

③緊急手術への対応が早い

出産って、赤ちゃんだけでなく母親の命に関わることもありますよね。

万が一、緊急手術!となった場合の対応も、大学病院だとスムーズです。

(各専門医がすぐに集まって手術を始めることができます。)

個人病院だと、救急車で大きな病院に搬送されるまでや状態の把握に時間がかかるリスクは多少ありますよね。

④他の診療科への紹介もスムーズ

大学病院には、産婦人科や小児科以外の診療科もあり、専門医の診察を受けることができます。

産科や小児科以外での診察が必要になった場合、専門の診療科への紹介もスムーズで、入院中に他の診療科で診察を受けることもできます。

これは第二子を出産した時の体験なのですが、産後、第二子の眼に白い影のようなものが見つかったんです。

すぐに同じ大学病院内の「小児眼科」専門医の診察を受けることができました。

(結局異常がなかったので良かったのですが…。)

⑤分娩費が安い!

一般の産婦人科の個人病院よりも、分娩費用が安いことが多いです!

(もちろん例外もあります)

私が出産した大学病院でかかった分娩費用は、出産前にMFICUに1週間入院していた費用もあわせて45万円程度でした。

ほとんどが出産育児一時金でまかなえたので、金銭的にもとても助かりました。

大学病院で出産するデメリット3選

反対に、大学病院で出産するデメリットも紹介していきます。

①日によって担当医が異なる場合がある

大学病院で妊婦検診を受ける場合、曜日や時間ごとに担当医が決まっていることが多いです。

例えば、自分の主治医が月曜日の担当だった場合、月曜日に妊婦検診を受けられない場合は違う医師によって健診を受けることになります。

他にも、分娩時の曜日と時間によっては、分娩を担当する医師も主治医ではない場合があります。

私は第一子も第二子も夜中の出産だったのですが、その時間に担当医が不在だったので、そのときの夜勤担当医が分娩の処置をしてくれました。

(第一子の時も第二子の時も、たまたま同じ先生が夜勤の担当医だったのはここだけの話…笑)

②若手の先生や研修医による診察がある

大学病院では、多くの研修医や若手の先生方も多く働いています。

妊婦健診や実際の分娩時も、若手の先生や研修医が実際に立ち会ったり処置をする場合もあります。

私が出産した病院では、研修医の分娩時の立会いや処置については事前にアンケートがあり、事前に了承した場合のみ立ち合いがあるということになっていました。

若手の先生が対応する際は、必ずベテランの先生が後ろについて指示をしたりチェックをしてくれたりしていたので、大きな不安を感じることもありませんでした。

(ただ、このあたりは病院の方針にもよると思うので、気になる方は事前に確認しておくことをおすすめします!)

③看護師や助産師のアドバイスが人によって違う

大学病院では、看護師や助産師も多く働いています。

一応の担当看護師はつきますが、毎日担当の看護師が変わるため、授乳や産後ケアについてのアドバイスが聞く人によって違ったのは少し困りました。

(でも、逆にいろんな考え方が知れて良かった面もあるかな。笑)

④ご飯が美味しくない…

個人的に一番残念だったポイントが、ご飯が美味しくないことでした。

本来なら、予定していた産院でこういうご飯を食べられるはずだったのが…

大学病院の現実はこう(泣)

栄養バランスも整っているし、薄味で健康的なんだとは思います。

でも、早産でメンタルがやられていたところにこの食事は…個人的には残念でした(笑)

なお、差し入れなどは自由にしてもらえたので、しょっちゅう実母や夫に食べ物を差し入れしてもらっていました←

安心・安全を選ぶなら大学病院で出産しよう!

メリットとデメリットを踏まえて、「結局、大学病院で出産ってどうなの?」という私からの答えは…

「安心・安全を選ぶなら大学病院は本当におすすめ!」です。

担当医が変わる…とか、食事がおいしくない…とか、いろいろありますが、

母体や赤ちゃんに万が一のことがあった場合、母子ともに助かる確率が高いのはNICUやMFICUが完備されてる大学病院だと思います。

私が第一子を出産して入院した時、その日に当直だった先生が

「大丈夫。ここに来たら、お母さんも赤ちゃんも大丈夫だからね。」

と言ってくれた言葉が今でも頭から離れません。

私のように、ずっと妊婦健診で順調でも、急に妊娠後期になって破水する可能性は誰にでもあります。

病院によっては、リスクのある妊婦でないと受け入れてもらえない場合もあるようですが、そうでない場合は、ぜひ大学病院での出産も候補に入れてみるのをおすすめします*